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​施工方法

(PDF 497KB)

いいかべ珪藻土の施工方法をこちらからご覧いただけます。

石膏ボード下地の場合

​基本的に、ベベルエッジのプラスターボード12.5mmを推奨します。

  • 石膏ボードは隙間なく貼り込んで下さい。

  • 3×6ボードより3×8ボードをおすすめします。

  • 石膏ボードは下地受木の上で継ぎ足し、15cm~20cmピッチでビス止めをして下さい(→図のA)

  • 石膏ボードの小口に木工用ボンドを塗って貼り合わせます。ボードが面になるのでかなりクラックの防止になります(→図のB)

  • ビスは亜鉛メッキまたはステンレスビスを使用して下さい。

  • ドア・窓枠の隅の廻りに石膏ボードの継ぎ目を作らないよう事前に大工さんと打ち合わせをして下さい。

  • 廻り縁や巾木の施工を標準としてください。

  • いいかべ珪藻土はアルカリ性のため、手廻り等施工箇所以外はテープ等で必ず養生して下さい。

施工前の注意
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​ステップ①

ジョイント処理1回目

ジョイント処理材(いいパテ)1kgあたりシーラー3倍液400~500ccで、ダマにならないように小型撹拌機等でよく練り、いいパテをVカット部分に詰め込み乾燥させます。(硬めのパテ使用)

ビス類もいいパテで処理して下さい(→図のC)
 

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​ステップ②

ファイバーテープで補強

市販のグラスファイバーテープ50ミリを使用して下さい。

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ステップ③

ジョイント処理2回目

ファイバーテープを隠すように15㎝~20㎝の幅広塗ります。(柔らかめのパテ使用)乾燥が悪い場合、色ムラになるため完全に乾燥させて下さい。

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ステップ④

仕上げ

水の量は基準水量※をご確認の上、撹拌機で5分間よくかき混ぜ合わせ後、約5分間練り置きして再度撹拌機で2分間混ぜ合わせ、「いいかべ珪藻土」1.5mm厚で仕上げて下さい。

※基準水量

【いいかべ珪藻土】

 5ℓ前後/1袋10㎏​

【いいパテ】

 2.0~2.5ℓ/1袋5㎏

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その他の下地の場合

●下地の種類が違う場合
境目にステップ①~③のジョイント処理を行って下さい。
しかし、下地の水引が違うため、多少の色違いが出る場合があります。
できる限り下地は石膏ボードを使用することをお勧めします。

●石膏ボードを切ったものが張り合わされた場合
石膏ボードが切られ小口の紙が破れて石膏が剥き出しの場合は水引が変わるため、モルタルの接着増強剤(ハイフレックス、ハイモルエマルジョン等)の3倍液をたっぷり塗って水引を一定にして下さい。点線のつなぎ目をVカットした後、シーラー塗りを施しステップ①~③の処理を行って下さい。

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●ベニヤの場合
ベニヤからアクが出てくるため直接塗れません。アク止めを必ず塗り完全に乾燥させて下さい。その上にジョイント処理材(いいパテ)を塗り、再び完全に乾燥させます。
そしてアクが出ていないことを確認した後「いいかべ珪藻土」を塗って下さい。

●クロスの場合
下地処理(アク止めシーラー、全面タッカー止め、ジョイント、Gテープ、パテ)をすれば施工可能です。凹凸の少ない量産ビニールクロスのみ。それ以外は不可です。

●木材系の場合
下地処理をすれば施工可能です。この場合、材質や施工場所によります。
アク止めシーラー等の下地処理が必要です。

●Mクロスの場合
ハイフレックスシーラー等の下地処理が必要です。

●施工出来ない下地材
伸縮性、呼吸する建材。ジプトーン、ケイカル板、特殊な建材。
石膏ボードに関してはエコ系ボード、耐水ボード。
 

施工上の注意
  • 練り水の量によりひび割れ、色ムラが生じるため基準水量※を厳守して下さい。季節や気候による影響があるため、基準水量※を基に調整して下さい。

  • 練り水には、水道水またはこれに準ずる水を使用して下さい。

  • 材料練りの際は、水の中に材料を加えながらハンドミキサーの場合は5分間練って下さい。練り始めは硬く感じますが、3分を過ぎると練りやすい硬さになります。

  • 高いアルカリ性のため、アクの出や木の黒変、メッキのはがれ等が生じます。チリ廻りや施工箇所以外は紙テープなどで必ず養生をして下さい。

  • 仕上げの際、壁面の水打ちは色ムラの原因となるため絶対にしないで下さい。

  • 湿気の多い場所は、硬化乾燥が遅く、色ムラ、凍結等が生ずる恐れがあるため、施工後は通気を良くして採暖等の養生をして下さい。

  • 施工後、急激な乾燥はひび割れ、剥離等の原因となるため日当たりの良い場所は施工前から日除等をし、出入り口や窓を閉め、通風を止めて、施工後徐々に通風をして下さい。

  • 一日の最低気温が10度以下になる時期の施工は、施工マニュアルを十分に確認の上施工して下さい。

  • 室温を15度以上にして行って下さい。15度以下の場合、白華、凍結現象が起こる可能性があります。

※基準水量

【いいかべ珪藻土】

 5ℓ前後/1袋10㎏​

【いいパテ】

 2.0~2.5ℓ/1袋5㎏

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