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ホタテ貝の話


いいかべ砂漆喰には青森県産のホタテ貝灰を使用しています@いいかべ珪藻土ブログ
11月~2月が旬のホタテ貝 出典:unsplash / Marika Sartori

いいかべ砂漆喰」は消石灰や珪藻土等に加えてホタテ貝灰(かいばい)が配合されています。貝灰とは貝殻を焼いて作った灰のことで、漆喰、肥料、こんにゃく製造に使われます。


いいかべ砂漆喰のホタテ貝灰は青森県産を使用。ホタテ貝は青森県だけでも年間約8万トンが安定生産され、その副産物として年間4~5万トンもの貝殻が発生しています。本来ならごみになってしまうホタテ貝殻を利用することは、産業廃棄物の削減につながります。


ホタテ貝の一大産地、北海道が昨年公表した2018年度の水産系廃棄物発生量を見ると、ホタテ貝殻の廃棄量は13.5万トンとホタテウロ(1.9万トン)、イカゴロ(1.9万トン)、その他の貝殻(0.45万トン)に比べるととても多いことが分かります。しかし、ホタテ貝殻のリサイクル率を見ると99.9%とほとんどが再利用され、ホタテ貝の利用性が高いことが伺えます。


ホタテ貝殻のリサイクルは漆喰などの壁材だけでなく、ラインパウダー(白線)、食品添加物、肥料、除菌・消臭剤、凍結防止剤、洗濯槽クリーナーなど多岐にわたります。

最近では、お笑いコンビ、サンドイッチマンの伊達みきおさんが公式ブログで「ホタテ割りばし」を紹介していました。パッケージには「東北、北海道で年間20万トン以上廃棄されているホタテの貝殻を有効利用して作られています」と書かれています。


参考:

青森エコサイクル産業協同組合


令和元年度水産系廃棄物発生量等調査(平成30年度発生分)/北海道水産林務部水産局水産振興課


サンドイッチマンの伊達みきおオフィシャルブログ

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