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梅雨の部屋干しのコツ

関東地方は、おとといの7日に平年より一日早く梅雨入りしました。

関東甲信の平年の梅雨明けは7月21日頃ですが、今年は梅雨明けが平年より遅くなる可能性があります。7月の降水量は平年並みか多い予想。いつも以上にカビ対策を入念にする必要がありそうです。 今回は梅雨の時期の部屋干しのポイントと部屋の換気方法についてお話したいと思います。

部屋干しの時短
いいかべ珪藻土ブログ_時短部屋干し
photo by sonja langford

雨の日に部屋干しをする方はとても多いと思います。

先日も、部屋干しの時間を短くする洗濯物の干し方がウェザーニュースで話題になっていました。記事によると、角形ピンチハンガーに洗濯物を干す際、横から見た時の形がアーチ型、逆V字型、長短型(長さをバラバラに干す)の3パターンで実験をしたところ、4時間、4時間半、4時間半と、アーチ型で干した場合の方が30分早く乾いた結果となりました。

早く乾く理由として、アーチ型の洗濯物付近に発生する下向きの風が、他の型の干し方と比べて速いためだそうです。


合わせて実践したい10の方法
いいかべ珪藻土ブログ_時短部屋干しその他の方法
photo by andy fitzsimon

様々な方法を組み合わせて部屋干しの洗濯物を早く乾かし、部屋の湿度を上げないように工夫し、臭いやカビ対策をしましょう。

  1. 洗濯物の下に一度丸めた新聞紙を広げたものを敷いて、湿気を吸い取る。

  2. 新聞紙の代わりに、乾いた珪藻土バスマットを敷く。ただし、吸湿後は日陰干しで乾燥させないとカビの原因になるので注意。

  3. 扇風機またはサーキュレーターの風を洗濯物の下部に当てる。

  4. ズボンやスカートは裏返しにして筒型に干す。

  5. バスタオルなど大きなものは、横長の上辺を角形ピンチハンガーの外側のピンチに沿って囲うように干す。

  6. 乾きにくい衣類(厚手、綿素材、面積があるもの)を外側に干す。

  7. 途中で洗濯物の上下を変えてあげる。

  8. 乾いた洗濯物から取り外し、スペースを作ってあげる。

  9. 脱水をいつもより長くする。

  10. 室内の風の流れがある場所に干す。


部屋の換気方法
いいかべ珪藻土ブログ_部屋の換気方法
photo by william santos

高気密・高断熱の家では、その気密性・断熱性の高さゆえに空気の流れが滞り湿気がこもりやすくなり、結露やカビが発生します。カビは喘息や鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすと言われているため、湿気をこもらせないよう、カビが発生しないよう、「湿度管理」が重要になります。


雨だからと一日中窓を閉めていては、室内の湿度が上がってしまいます。なぜなら湿気は窓以外にも、壁や天井、水回り、部屋干しの洗濯物、植物、人、動物などから常に発生しているからです。だからといって、窓を開けっぱなしでは、外の湿気が入り込んで室内の湿度を上げてしまいます。


方法としては、一日2~3回、数分程度、家の2か所以上の窓を半分ほど開けてあげることです。対角線上に高低差をつけて窓を開けるのがベスト。窓がない、窓が一つしかない場合は、玄関ドアや室内ドアを開け、換気扇、扇風機、サーキュレーターで空気を動かしてあげてください。要は「部屋に風を通してあげること」、「空気を動かしてあげること」で湿気を室内に停滞させないことです。その他、除湿器やエアコンの除湿機能を使って部屋の湿度を下げる方法も有効です。


特に、マンションの浴室は窓がないタイプが多いのでカビが発生しやすいため、一日中換気扇を「弱」で回し続けることをおすすめします。電気代を気にする方も多いですが、換気扇を回す電力は小さいのでご安心ください。

また、お風呂から出る前に、冷たいシャワーで浴室内を冷まし、蒸気の発生を抑えることで、湿度をあまり上げず浴室内を早く乾かすことができるので、これもおすすめの方法です。

一般的な壁紙の部屋に比べて、壁や天井にいいかべ珪藻土を採用した部屋は、珪藻土の調湿性能により適度な湿度を保つため、カビの発生を抑制し、梅雨の時期でも快適に過ごせますが、絶対にカビが生えないというわけではありません。いいかべ珪藻土が吸収した湿気を吐き出させてあげることが重要になるので、上記のように梅雨の時期も適度に換気をするなど、室内の湿度を上げない工夫をしてあげてください。


おまけ
いいかべ珪藻土ブログ_珪藻土マットのメンテナンスと活用方法
photo by roman kraft

いいかべ珪藻土では珪藻土バスマットを製作しておりませんが、その吸放湿力の高さを実感されている方も多いと思います。さいごに、一般的な珪藻土バスマットのメンテナンスと活用方法についてご紹介します。


・たまに日陰干しで乾燥させよう。

・表面の汚れは細かい紙やすりで磨くと復活。

・端が割れたら粗~中の紙やすりで磨いて形を整えてあげよう。

・ばらばらに割れたら、靴箱、トイレ、押し入れ等湿気や臭いがあるところで活用。

・廃棄は陶器扱いで。

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