汗をかくことは正常で健康なこと。
汗をかくことは普通のことであり、恥ずかしいことでありません。
でもにおいが気になり、誰もが一度は制汗剤もしくはデオドラントを使ったことがあるのではないでしょうか。
現在は天然成分を使用したナチュラル志向の商品が数多くあり、近年アメリカを中心に健康によいと注目の珪藻土(食品グレード)を使用したものもあります。
肌への吸収率が高い脇の下だからこそ、保存料や化学物質を使わないものを選びたいですね。
目次
・制汗剤とデオドラントの違い
・自然派デオドラントを使う3つのメリット
・デトックス期間は辛抱が必要
・珪藻土が使われているデオドラント
・日本で買える自然派デオドラント
制汗剤とデオドラントの違い
まずはじめに、制汗剤やデオドラントの違いはご存知ですか?
デオドラントは、脇の下の濡れを止めるのではなく、ココナッツオイルやシアバター、アロールートパウダー(※1)、珪藻土、重曹、そして香りと天然成分で体臭の原因となるバクテリアに対抗します。
一方、制汗剤の最大の特徴は、毛穴を塞ぎ汗の分泌を完全に止めることです。ドラッグストアで売られている制汗剤のほとんどは、アルミニウムを含んでおり汗腺からの汗の放出をブロックします。
しかし、アルミニウムが乳がんやアルツハイマーのリスクを高める懸念があることから、アルミニウムを含まないものを選ぶ消費者が増えています。
※1 アロールート:クズウコン
自然派デオドラントを使う3つのメリット
自然派デオドラントは、毛穴を詰まらせることなく汗をかくという体を冷やすための自然な働きを継続させ、毒素を排出することができます。同時に気になる臭いも消してくれます。
敏感肌の方や脇の下が気になる方にも安心してお使いいただけます。なぜなら、合成された化学物質ではなく、自然由来の成分を使用しているからです。脇の下を剃ったりワックスをかけたりしている人は、脱毛したばかりの脇の下に制汗剤を塗ったときのヒリヒリとした感覚を思い出すかもしれません。
白い上着にシミが付くことは無くなります。多くの場合、このシミは体の中のバクテリアがアルミニウムと混ざり合ってできたものです。
自分に合った自然派デオドラントの選び方
自然派デオドラントを選ぶ際のポイントは、成分、香り、パッケージ、ブランドの4つです。
「成分」
自然派デオドラントの多くは、天然オイルや植物の香りなど、同じまたは似たような成分を含んでいます。その中でもフェアトレード、オーガニック、グルテンフリー、遺伝子組み換えではない等、選ぶポイントは人それぞれ変わってくるでしょう。また、人によっては刺激となる2つの防臭成分である炭酸水素ナトリウム(重曹)とアルコールの有無を確認して購入しましょう。
「香り」
レモン、コリアンダー、シトラス、ティートリー、ゼラニウム、キュウリ、ラベンダー、ローズマリー、スパイシーなチャイなど、たくさんの自然な香りの中から選ぶことができます。
「パッケージ」
商品のパッケージの素材はプラスチック、ボール紙、アルミニウム、生分解性の素材でできた缶、ガラスなど様々です。これは好みや価値観によりますが、購入する際に考慮するポイントになります。
「ブランド」
自分がどのようなブランドを応援したいかを考えて購入しましょう。
デトックス期間は辛抱が必要
意外と知られていないのが、自然派デオドラントへの移行には、デトックス期間の辛抱が必要だということです。数週間は、アルミニウムのようなブロック剤に邪魔されずに汗腺が開いている状態に体が慣れるため、汗やニオイが強くなることが予想されます。継続していくうちに、実際に汗の量が減り、匂いも以前より少なくなっているでしょう。
顔を洗いすぎたり、保湿が足りなかったりすると、肌がそれを補うために皮脂が過剰に分泌されるのと同じように、脇の下でも同じことが起こります。汗が過剰に分泌された後、"通常 "に戻るのです。
また、自然派デオドラントは一日の中で数回化粧直しをする必要がありますが、これも生活の一部となって慣れていくでしょう。
珪藻土が使われているデオドラント
珪藻土は、高い解毒作用と吸湿性を持ち、敏感な肌にも刺激を与えないことから、一部のデオドラント製品に使用されています。日本ではまだ馴染みがなく手に入りませんが、珪藻土がデオドラントに使用されている海外製品をご紹介します。
HAOMA
・アースデオドラント
スキンケアとセルフケア製品を扱うアメリカのブランド。ヴィーガン(※2) 、クルエルティフリー(※3)、遺伝子組み換え不使用。アフリカの土地の再生を目指すプログラム https://trees.org/ と提携し、ひと商品購入につき一本の木を植林しています。
Earths Purities
・デオドラントパウダー
デオドラントに特化したオーストラリアのブランド。パーム油不使用、クルエルティフリー。栄養価の高い蜜蝋、ココナッツオイル、ラベンダー、シアバターなどの成分に加え、珪藻土と同様に負のイオン電荷を帯びたベントナイトクレイを含みます。
※2 ヴィーガン:動物由来成分を一切使わない
※3 クルエルティフリー:動物を傷付けたり、動物テストによって殺したりしていない
日本で買える自然派デオドラント
日本で手に入るアルミニウムフリーな自然派デオドラントを5つご紹介します。
詳しい成分については各商品をご確認ください。
Neal’s Yard Remedies(ニールズヤード レメディーズ )
・レモン&コリアンダーデオスプレー
ALL good(オールグッド)
・エチケットスティック
CARE OF GERD(ケアオブヤード)
・エコデオドラント
PHYT’S(フィッツ )
・デオロールオン
Z&MA(ゼットエマ)
・リフレッシュロールオン デオガールズ/デオボーイズ
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